
農林水産省は11月19日、コメの出荷団体と卸売業者が売買する際の価格を示す「相対取引価格全国農業協同組合連合会(JA全農)などの出荷業者が、卸売業者にコメを販売する際の契約価格。玄米60キロ当たりで示される。農林水産省が規模の大きな業者を対象に取引状況を調査し、各産地の主力銘柄ごとに毎月公表している。コメ価格の代表的な指標となる。毎年、9月分からその年の新米価格に切り替わっている。」で、2024年産米の10月の全銘柄平均が玄米60キロ当たり2万3820円だったと発表した。年平均で過去最高だった1993年の大凶作「平成の米騒動」を超えて高値圏が続いた。業者間取引の値上がりは店頭価格に影響する。「新米が出回れば価格は下がる」としていた政府の見通しは外れ、高止まりが続く可能性も出てきた。新潟県産の一般コシヒカリは2万3487円だった。
10月は前年同月と比べ57%の上昇。前月からは...
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