
一つずつ丁寧に手作りされた川渡餅。市内の菓子店などで2日間限定で販売される=11月29日、上越市黒井の坂詰菓子本店
上越市に冬の訪れを告げる名物「川渡(かわたり)餅」が11月30日、12月1日の2日間限定で上越市内の菓子店などで販売される。一口大のあんころ餅には、無病息災の願いが込められており、11月29日は各店で準備に追われていた。
川渡餅は、上杉謙信が川中島合戦に出陣する前夜に兵士たちに配って士気を高めた故事にちなむ。
高田、直江津の各地区の菓子組合に加盟する計25店が作り、各店や市内のスーパーマーケットで1個130円(税別)で販売する。
上越市黒井の坂詰菓子本店では、こしあんと粒あんの2種類を計4000個作る予定。店主で...
残り119文字(全文:379文字)