
「さどマッチボックス」を利用し、民宿敷島荘で働く女性(左)。「市公式のサイトだから安心して使える」と語る=佐渡市稲鯨
単発や数時間単位のアルバイト先を紹介する新潟県佐渡市公式の求人サイト「さどマッチボックス(MB)」の利用が好調だ。観光業を中心に繁忙感が高まる8月は、708件の採用が成立。同様のシステムを導入する全国17の自治体で過去最多の実績を上げた。単発から中長期の雇用につなげる事例も目立つ。市は担い手不足に悩む農業など1次産業の活性化にもつなげたい考えで、島内に眠る労働力を掘り起こしていく。
サイトは「マッチボックステクノロジーズ」(新潟市中央区)が手がける求人サイトで、新潟県内では2022年の湯沢町を皮切りに、佐渡市や長岡市など5市町で展開。県外の12市町村でも導入されている。佐渡では23年6月の開...
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