農業者らが参加した多面的機能支払制度の研修会=新潟市中央区
農業者らが参加した多面的機能支払制度の研修会=新潟市中央区

 農地や水路などの保全活動に対し国などから支払われる「多面的機能支払制度」に関する研修会が、新潟市中央区で開かれた。近年、人口減少で活動の担い手確保が難しくなる中、農業者らは地域同士の連携や農業従事者以外の人と「共働」で活動できる体制づくりについて理解を深めた。

 新潟県などが12月2日に開催し、約600人が参加した。

 2007年度に「農地・水・環境保全向上対策」として始まり、14年度に多面的機能支払制度へ移行した。新潟県内での取り組み面積は約12万6千ヘクタールで、全国2位の広さ。

 研修会では、障がい者通所施設の利用者も活動に参加している立野保全会(佐渡市)の取り組みを説明。蓮潟環境保全チーム...

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