
地元首長と医師らが五泉市と阿賀町の地域医療の在り方を議論した市民講座=五泉市赤海
持続可能な地域医療を考える市民講座が、新潟県五泉市赤海のラポルテ五泉で開かれた。県福祉保健部の昆(こん)伸二副部長が講演し、人口減少と高齢化で医療ニーズが大きく変わっていると説明。医療の質を確保するため、各地域で病院の集約化と機能分化を進める医療再編が必要だと訴えた。
五泉市東蒲原郡医師会在宅医療推進センターなどが主催し、11月30日に実施した。
県は7医療圏ごとに医療再編を進めている。五泉市と阿賀町は、新潟、阿賀野両市との4市町で構成する新潟医療圏で、圏域の人口は約86万人と県内最大。
昆副部長は、高齢化で肺炎の入院ニーズが増え、がんなど専門的手術を要する入院は逓減していくと解説。県立病院...
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