
製品化した「魚沼猪肉じゃがコロッケ」
食肉処理業のじび栄(え)(新潟県南魚沼市黒土新田)と総菜製造業のまきば(南魚沼市山崎新田)は共同で、イノシシ肉を使ったコロッケを製品化した。電子レンジで温めるだけで食べられる。普段食べる機会が少ないジビエ(野生鳥獣肉)を、手軽なコロッケにすることで身近に感じてもらい、ジビエの消費増加につなげたい考えだ。
商品名は「魚沼猪(いのしし)肉じゃがコロッケ」。まきばは豚肉を使った「肉じゃがコロッケ」を製造しており、じび栄の駒形栄一社長(49)ら地元狩猟会が県内で捕ったイノシシ肉を、豚肉の代わりにミンチにして入れた。駒形さんは「私たちは(動物たちの)命を奪っており、ジビエは売れなければ廃棄になってしまう。販売できれば猟師にも還元できる」と思いを語る。
ジャガイモは雪室で貯蔵した物を使用する。まきばの桑原一成社長(45)は雪室で貯蔵することで、...
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