
スポーツウエアなど製造販売のゴールドウイン(東京)は、直営店「グラビティ湯沢」をガーラ湯沢スキー場(新潟県湯沢町湯沢)内にオープンした。ガーラ湯沢は12月13日、今季の営業を始めており、スキー場の営業期間終了まで店を開く。ウインタースポーツ商品の充実した品ぞろえでスキー場の満足度を上げ、訪日客(インバウンド)の誘客をサポートする。
スノーウエアや帽子、靴など、人気ブランド「ザ・ノース・フェイス」「ゴールドウイン」の300商品を販売。店のロゴがデザインされたTシャツや水筒など、4種類の越後湯沢エリア限定商品も扱う。
ガーラ湯沢スキー場は2023年、ゴールドウインとレンタルサービスの提携を始め、関係を強化していく中で出店につながった。
店舗はスキーセンター「カワバンガ」の2階で、面積は71平方メートル。ロッカーがあった場所を改装した。
菊田俊樹店長(30)は「ブランドが好きなお客さまにアプローチでき、かつ地域に根差し、地元に愛されるお店にしていきたい。ガーラ湯沢も力を入れて後押ししてくれており、しっかり応えたい」と話した。

昨季、ガーラ湯沢スキー場は約26万人が訪れ、2024年は27万人を目標にしている。ガーラ湯沢の鴇澤(ときざわ)良次社長(52)は「誘客面に加えて、付加価値のある商品を取りそろえてもらっており、スキー場の収入にも非常に貢献していただけるのではないか。多くの来場が見込めるインバウンドを取り込むためにも、こういったショップは非常に大事」と期待を込めた。
ガーラ湯沢の営業は5月6日までを予定している。期間中無休。問い合わせはグラビティ湯沢、025(788)0277。
◆首都圏以外で初!多機能ロッカー「マルチエキューブ」も登場
ガーラ湯沢と、JR東日本のグループ会社でロッカー業のJR東日本スマートロジスティクス(東京・墨田区)は、ガーラ湯沢スキー場に大型の多機能ロッカー「マルチエキューブ」を設置した。訪日客(インバウンド)など、大きな荷物を持ち運びする人の利便性を高めた。
マルチエキューブは、JR東日本をはじめとした首都圏の主要駅に設置されており、首都圏以外のリゾート地への設置は、ガーラ湯沢スキー場が初めて。
スキーセンター「カワバンガ」3階ロッカールームに4台88室分を設置した。容量は全てLサイズ(幅34センチ、高さ86センチ、奥行き65センチ)で大型の荷物にも対応している。

首都圏のマルチエキューブには、...