新潟県内の地場証券主要2社の2024年9月中間決算がまとまり、第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の第四北越証券(長岡市)、岡三にいがた証券(長岡市)はともに増収増益だった。少額投資非課税制度(NISA)の拡充や米株価の上昇傾向を背景に取引が活発化。両社とも投資信託関係の手数料が伸びた。

 税制優遇措置を拡充した新しいNISA投資信託を購入できる「つみたて投資枠」と、上場株式も買える「成長投資枠」からなる。年間投資額の上限はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で併用可能。生涯の非課税限度額は1800万円で、非課税期間は無期限となり、従来の制度から大幅に拡充された。により、投資家の裾野が拡大した。米国のダウ工業株30種平均は右肩上がりの傾向で推移。日経平均株価は7月に史上最高値を更新し、...

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