
福顔酒造が製造している「ル レクチェのお酒」
福顔(ふくがお)酒造(新潟県三条市林町1)が地元産の洋ナシ「ル・レクチエ」の果汁を使った酒が、デビューから約10年のロングラン商品に育った。2024年は県内のル・レクチエ出荷量が落ち込む中、例年並みの量を確保。関係者は「県央自慢の果物を、いつもと違った形で楽しんでほしい」とPRしている。
福顔酒造の「ル レクチェのお酒」は、主に三条市産の果実を使ったリキュールだ。10年ほど前、従業員が持ってきてくれるル・レクチエを生かそうと小林章社長(74)が考案。ゼリーを混ぜたり、輪切りを漬け込んだり試した結果、果汁にして純米酒とブレンドする方法に行き着いた。
果汁は40%と、できる限り多く使った。芳醇(...
残り319文字(全文:619文字)