顔認証のデモンストレーションの画面。カメラ映像からAIが乗客の年齢と性別を推定する仕組みが説明された
顔認証のデモンストレーションの画面。カメラ映像からAIが乗客の年齢と性別を推定する仕組みが説明された

 人工知能(AI)を路線バスの利用促進に役立てようと、トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN、東京)は、新潟交通の協力を得て実証実験を行っている。バス利用客の乗降地点や年代を把握することで、どの区間がいつ頻繁に利用されているかといった情報が得られ、運行計画の適正化などに生かせると期待されている。

 電子決済サービスのTMNが新潟市で実証実験するのは昨年に続き2回目。新潟市の「デジタルイノベーション創出推進補助金」を活用する。実証実験は12〜22日、新潟交通の信濃町線や浜浦町線などで実施している。11日には、報道向けにデモンストレーションを行い、仕組みを説明した。

 バスには乗車口と降車...

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