
約140人の生産者らが集まった「持続可能な農業研修会」=長岡市
大手コメ卸の「ヤマタネ」(東京)は、新潟県長岡市で生産者やJA関係者ら約140人を招き「持続可能な農業研修会」を開いた。ヤマタネは気候変動や人手不足への対応が進まない場合、近い将来には国内のコメ供給量が需要を下回るとの危機感を抱く。研修会では、多収穫米の作付けやスマート農法の推進、園芸への参入を呼びかけた。
ヤマタネはコメの主産県である新潟県で毎年秋に生産者向けの研修会を開いてきた。「持続可能な農業」と銘打った研修会は初めてで、12月5日に開催した。
2024年の県内では収穫期の雨で主力品種コシヒカリの多くが倒伏し、刈り遅れが目立った。ヤマタネ側は品種を選ぶ際、倒伏に強く多収が見込める中価格...
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