
オオコノハズク(新潟県愛鳥センター提供)
新潟県の準絶滅危惧種に指定されているミミズク「オオコノハズク」について、佐渡市での生息状況を探る取り組みが始まった。新潟大学佐渡自然共生科学センター里山共生研究部門を中心に、研究者や市民が参加し、オオコノハズクの保護と共に、佐渡の自然環境を見つめ直すのが狙い。手作りした巣箱を島内各地に取り付け、2025年春にすみ着いた個体の調査を行う予定だ。
オオコノハズクは全長20〜30センチ程度で、頭部に大きな羽角(うかく)がある。県野鳥愛護会が2013〜14年に実施した県内の生息分布状況調査によると、佐渡市の西三川と新穂潟上、胎内市奥胎内、津南町秋山郷の4カ所で繁殖が確認された。佐渡市では一年中、平地...
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