白瀧酒造(新潟県湯沢町湯沢)は20日、湯沢町で育てた酒米と町内の水を使った純米大吟醸酒「ゆざわ」を発売した。町内の酒米を使った日本酒造りは初の試みで、町内の3企業・法人が連携した。第1弾の無ろ過生原酒は、限定1300本ほどの販売で「オール湯沢」の限定酒としてPRしていく。

 オール湯沢産の日本酒造りを目的に本年度始動した「日本酒テロワールプロジェクト」として進めてきた。白瀧酒造、コメや農作物を生産・販売するさくらファーム湯沢(同町土樽)、町観光まちづくり機構の3企業・法人が連携した。

 酒米は、さくらファーム湯沢代表の今村将哉さん(38)が栽培した越淡麗を使った。約1・2ヘクタールで栽培し、約4...

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