
平林城主の武将色部長真をしのんで建立された供養塔=村上市平林
上杉家の家臣で新潟県村上市平林に居城を構えた武将・色部長真(いろべ・ながざね)の功績を伝え残そうと、地域住民らでつくる平林城跡保存会がゆかりの平林千眼寺(せんげんじ)に供養塔を建立した。高さ2・2メートルになる五輪塔で、関係者は「多くの人に長真公の功績を知ってほしい」としている。
長真は上杉景勝に仕えて、新発田重家の乱、出羽国(秋田県)の仙北一揆の鎮圧などで功績を挙げた。色部家の菩提寺・千眼寺には、仙北一揆の際に住民から預かったとされる保呂羽(ほろは)権現がまつられている。
長真の功績を知った近くの鈴木石材店が寄贈を申し出て、供養塔の建立が実現した。鈴木石材店の鈴木悟司さん(45)は「情け深...
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