「御菓子処 渡計」の3代目、渡邊洋一さん(左)と4代目となる計一さん=阿賀野市中央町2
「御菓子処 渡計」の3代目、渡邊洋一さん(左)と4代目となる計一さん=阿賀野市中央町2

 2024年、創業100年の節目を迎えた新潟県阿賀野市中央町2の和菓子店「御菓子処 渡計(わたけい)」が25年、商品を包む包装紙をリニューアルした。瓢湖の水面をイメージしたデザインで、3代目店主の渡邊洋一さん(67)は「新しい包装紙にお客から親しみを持ってもらえたらありがたい」と願うとともに、おいしい菓子を作り続ける意欲を新たにしている。

 渡計は1924年8月15日、初代の故計吉さんが東雲町で創業した。洋一さんによると、戦時中には、食糧統制で砂糖の入手が難しく、思うように菓子を作れなかった時期もあったという。

 2代目の浩一さん(99)は、瓢湖の初代白鳥おじさんの故吉川重三郎さんと親交があり、そ...

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