2025年シーズンに向けた新潟のチーム編成は、現時点ではJ1クラブの主力が加入するような大型補強はなかった。ただ身体能力の高さや、競り合いに強い選手を多く獲得しており、新潟の弱みを克服したい強化部の考えがうかがえる。

 昨季、リーグ戦16位に終わった新潟は、ボールを奪われた際の攻守の切り替えの遅さや、1対1での球際の弱さが指摘されていた。

 こうした弱点を克服すべく、ボランチにはボール奪取能力があるMF新井泰貴をJ2藤枝から獲得。J2徳島からDF森昂大、J1柏からMF落合陸といったフィジカルの強さに定評のある選手を迎えた。近年は足元の技術が重視されたが、補強に変化が見られる。

 寺川能人強化本部長...

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