300グラムのとんかつがメインの「つ・ま・りとんかつ定食」。見た目のインパクトは圧巻だ
300グラムのとんかつがメインの「つ・ま・りとんかつ定食」。見た目のインパクトは圧巻だ

 2025は巳(み)年。干支(えと)にちなみ、新潟県魚沼地域の“ヘビー”なものを集めてみた。巨大なものから「これはちょっと胃袋には重いんじゃない?」なんてものまで、担当記者が主観を交えながら選んだヘビー級の数々をご覧あれ。

 肉の厚さ約5センチ、重さは300グラム-。こんな大きなとんかつがあると聞き、津南町芦ケ崎の津南観光物産館内にある「とんかつ つまり」を訪ねた。出てきた「つ・ま・りとんかつ定食」のとんかつは、こんがりきつね色でおいしそうだが、見た目のパンチ力は圧巻のヘビー級だ。

 とんかつに使うのは十日町市と津南町で育てられているブランド豚「妻有ポーク」のロース。脂身の溶ける温度が一般的な豚肉より低く、口の中に入れると自然にとろけるのが特長だ。「肉質も柔らかな妻有ポークだからこそ、300グラムあっても最後までおいしく食べられる」と代表の剱持修さん(62)は胸を張る。

 衣をつけた生肉を約160度の油で20〜25分揚げる。普通サイズ(120グラム)の揚げ時間が5分とかからないのに対し、じっくりと中まで火を通す。最後に180度の油にくぐらせ、衣はサクサクでジューシーな一枚に仕上げる。

手際良く300グラムのとんかつを作る「とんかつ つまり」のスタッフ=津南町芦ケ崎

 揚がったとんかつは、...

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