新潟市内で、焼き芋やサツマイモ加工品の専門店が目立っている。調理法がシンプルなほか、幅広い世代に好まれ、菓子などに加工しやすいことなどが魅力のようだ。信楽焼を使ったつぼ焼きや多種類の加工品スイーツ…。独自色を前面に来店客を楽しませている店を訪ねた。
◆Baked sweet potato 信楽焼のつぼで「甘みに自信」

新潟市中央区南万代町の「Baked sweet potato(ベイクドスイートポテト)」は、炭が入った直径約30センチ、高さ約70センチの「信楽焼」のつぼで焼いているのが特徴だ。
店は、新潟市東区出身で東京の飲食店に勤務していた東條正樹さん(44)が始めた。ウイルス禍で退職し帰郷。東京で食べたつぼ焼き芋に引かれ、2023年11月に開業した。
サツマイモが甘くなる60〜70度で約2時間焼く。一度焼いた物を冷凍して解凍し、もう一度焼く「2度焼き」を独自に始めた。サツマイモは50日以上熟成させた茨城県産などの「紅はるか」を使う。焼き芋は焼き芋は100グラム200円台。
東條さんは「甘みに自信がある。多くの人に味わってほしい」とPRする。
◆ヤキイモスター 豊富な加工品、定期的に出張販売も

焼き芋のほか、パン、プリンなど、さまざまな種類のサツマイモの加工品スイーツを手がけるのは、...
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