日銀新潟支店は2月4日、2月の金融経済動向を発表した。新潟県内景気は「原材料高の影響などを受けつつも、持ち直している」との基調判断を4カ月連続で据え置いた。項目別では、輸出や生産、個人消費などの判断を維持した。先行きについて、平形尚久支店長は「持ち直しが続くとみている」としつつ、トランプ米大統領の経済政策を注視する姿勢を示した。

 個人消費は「一部で弱い動きとなっているものの、回復している」とした。百貨店・スーパー販売額は回復。乗用車の新車登録・届出台数は持ち直しの動きに一服感がみられ、家電販売額は弱めの動きとなっている。「富裕層の消費マインドは変わらない」(百貨店)といった声がある一方、物価...

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