
五頭連峰での遭難救助訓練で、現場へ向かう消防隊員ら=阿賀野市の五頭山麓
冬の五頭連峰での遭難事故を想定した救助訓練が、新潟県阿賀野市村杉の登山道周辺で行われた。阿賀野市と阿賀町の両消防本部隊員や、阿賀野署員ら約30人が参加。雪が積もった山中で、遭難者を救出し、担架で搬送する手順を確認した。
阿賀野市消防本部は、阿賀野署などと連携し、例年冬季に救助訓練をしている。今季は登山者1人が山を下りているときに滑落してけがをし、身動きできないという想定で、1月22日に実施した。
隊員らは、五頭連峰登山道の標高約400メートル付近にある扇山広場へ徒歩で移動。登山者を見つけて救命措置を施し、担架に乗せて滑落地点から助け出した。
阿賀野市消防署かがやき分署の中川順一郎・山岳救助隊...
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