創業100周年を迎える新潟眼鏡院。スタッフの豊富な知識と丁寧な接客に数十年来の客も多い=新潟市中央区古町通6
創業100周年を迎える新潟眼鏡院。スタッフの豊富な知識と丁寧な接客に数十年来の客も多い=新潟市中央区古町通6

 新潟市中央区古町通6の「新潟眼鏡院」が今年、創業100周年を迎える。太平洋戦争や新潟大火を乗り越え、「困ったときこそ頼れる眼鏡店」を掲げて古町地区に根を張ってきた同店。3代目の上田茂社長(75)は「人と人とのつながりでやってこられた。これからも人への投資に力を入れ、安心を売り続けていきたい」と先を見据えている。

 新潟眼鏡院は茂社長の祖父、故上田幸吉さんが1925(大正14)年5月に創業。当時、眼鏡は装飾品として認知され始めたばかりで広くは普及していなかったが、古町地区には学校や官公庁が立ち並んでいたことから「読み書きを必要とする人々の需要がある」と見込み、古町通1に出店した。37年に現在地に...

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