
業務用米商談会の試食コーナーに並べられた「にじのきらめき」=2024年12月、東京都内
2024年産米が高騰する中、中食・外食産業などで使う業務用米も値上がりしている。コシヒカリを「看板」と位置付ける新潟県生産者に対し、業務用米の生産を要望する流通関係者は多い。近年、良食味多収量米の中でも注目されているのが、農研機構の中日本農業研究センター上越研究拠点(上越市)が育成した「にじのきらめき」だ。高温耐性や耐倒伏性が高く、生産現場からも「育てやすい」と評価する声が上がっている。(報道部・山本司)
「味がいいし粒もきれい。今後、業務用米の中心になっていくのではないか」
社員食堂などにコメを出荷しているLEOC(東京)で仕入れ・出荷に携わる畑裕之さん(49)は、にじのきらめきを高く評価...
残り870文字(全文:1170文字)