県産コシヒカリなどが並ぶスーパーのコメ売り場=14日、新潟市中央区のチャレンジャー新潟中央インター店
県産コシヒカリなどが並ぶスーパーのコメ売り場=14日、新潟市中央区のチャレンジャー新潟中央インター店

 政府が備蓄米放出の概要を発表した2月14日、新潟県内では消費者らからコメの値下げや安定供給を期待する声が聞かれた。備蓄米は3月下旬以降、店頭に並ぶ見通しで、生産者も価格高騰による「コメ離れ」の回避を望む。一方で集荷・卸業者の中には、市場を落ち着かせる効果は限定的との見方があり、安価な外国産米の輸入を検討している業者もいる。

 食品スーパーのチャレンジャー新潟中央インター店(新潟市中央区)では14日、新潟県産コシヒカリが5キロ3480円(税別)で売られていた。国産ブレンド米も5キロ2980円(同)で、いずれも昨年の同時期と比べて約2倍の高値になっている。

 3人の子育て中だという新潟市西区の主婦飯...

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