東京電力は2月21日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。6号機のタービン建屋内で、油約4リットルが漏れているのが見つかったと発表した。現在も微量の油漏れが続いており、原因を調べている。油に放射性物質は含まれておらず、火災の可能性も低いとしている。

 東電によると2月20日午後0時半前、タービン設備などに油を供給するために使う弁から油が漏れているのを警備中の社員が発見した。

 1月16日にタービン設備を点検した際、弁の別の箇所で油のにじみが見つかっており、原因を調べるため1月20日から弁の油抜き作業をしていたという。

 東電は6号機の再稼働を...

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