東日本大震災の犠牲者らの冥福を祈り、献花する高野光輝さん=3月11日、三条市東本成寺
東日本大震災の犠牲者らの冥福を祈り、献花する高野光輝さん=3月11日、三条市東本成寺

 東日本大震災から14年となった3月11日、現在も51人が避難している新潟県三条市では東本成寺の市総合福祉センターで、黙とうと献花を行った。24人が参加し、犠牲者の冥福や被災地の復興を祈った。

 地震が発生した午後2時46分に黙とうをささげたのに続き、避難者や滝沢亮市長、市民らが献花台に花を手向けた。

 福島県南相馬市から家族と避難している大学生、高野光輝(こうき)さん(21)が、式典の避難者代表を務めた。終了後、高野さんは「14年はあっという間に過ぎた。災害は、いつどんな状況で何が起こるか分からない。どうすればよかったのかを考えていくのは大事だと思う」と話した。

 将来はアニメ関係の仕事を志望し、...

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