国内外で取材 大作圧巻

 柏崎市出身で見附市在住の工芸作家の「刈田恵美子 織(おり)と夢の世界展」を開催する。作家は長年にわたり織と染(そめ)を探究してきた。本展では1990年代から2010年代に制作された大作25点を中心に展示する。

 刈田が染織を始めたきっかけは、子育てが一段落した40歳代、子供の同級生の保護者に誘われた見附市北谷公民館での講座だった。公民館にある織機で基礎を学び、マフラーやテーブルセンター作りなど自らが使いたいものを形にする楽しみから、着尺の反物を織るまでになっていった。その後も織る楽しさはどんどん大きくなり、自宅から少し離れた公民館に行くために自動車免許を取り、毎日弁当持参で通うほど、のめり込ん...

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