
新潟地裁
新潟県上越市の中川幹太市長が高卒者に対する不適切な発言をした問題で、市民が名誉を傷つけられたとして、上越市の元市議で鑑定人の男性(81)が中川市長に1000円の損害賠償を求めた訴訟で、男性は3月13日、請求を棄却した7日の新潟地裁判決を不服として控訴した。
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地裁判決では、中川市長が2024年6月の市議会一般質問で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。企業誘致で頭のいい人だけが来るわけではない」と発言したことについて、国家賠償法上の違法行為には当たらないとした。
これに対し、男性は控訴理由について「市長の発言に法的な問題がないと言わんばかりの判決で不満がある」と主張している。
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