
国の本格復旧工事が完了し、船の受け入れを再開した直江津港中央埠頭の鉱産品岸壁=3月19日、上越市
能登半島地震で被災した新潟県上越市の直江津港中央埠頭(ふとう)鉱産品岸壁の本格復旧工事が完了し、大型貨物船の受け入れを再開した。施設を管理する国と県が3月19日、岸壁を公開し、着岸した大型船が荷下ろし作業を進めていた。
岸壁は地震によりコンクリート舗装に亀裂や段差が生じ、砂が噴き出す液状化の被害もあった。船が接岸する岸壁部分は国直轄で復旧工事を実施。2024年3月にはアスファルトで舗装する応急復旧工事を終えた。さらに路面の強度を高めるため、岸壁の幅20メートル、長さ270メートルをコンクリートで舗装し直す本格復旧工事を、24年7月から25年1月までに約1億5300万円かけて行った。
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