
中越圏域3病院の急性期病床の削減方針が報告された中越地域医療構想調整会議=3月24日、長岡市幸町2
長岡赤十字病院(新潟県長岡市)と立川綜合病院(長岡市)、JA県厚生連柏崎総合医療センター(柏崎市)は2025年中に、病気を発症して間もない患者に対応する急性期病床を計143床削減する。新潟県などによると、3病院とも削減する病床は休床しており、現在の診療態勢に影響はない。
3月24日に長岡市で開かれた中越地域医療構想調整会議で報告があった。人口減少などによる入院患者の減少や、医師、看護師ら医療従事者の不足を受け、急性期病床数の適正化を図るとしている。
長岡赤十字は4月中をめどに34床減らして476床に、立川綜合は6月1日に50床減の328床に、柏崎総合医療センターは4〜9月の間に59床減の201床とする方針。3病院は削減する病床数に応じて、国から給付金を受ける。
会議では長岡赤十字病院の藤田信也院長が、新型コロナウイルス禍後に入院患者数が大きく減り、経営が急速に悪化している現状を説明。「消化器内科の...
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