
エビやブリなど四つの味を展開する「新潟ディップ」
もらっても贈ってもうれしい気持ちになるお土産。進学や就職、転勤、旅行などで人の往来が活発になる春は、お土産需要も高まる。新潟らしい品で喜んでもらいたいと、新たな発想やアイデアで商品開発に取り組む県内企業の戦略を紹介する。(5回続きの5)
ごはんやクラッカー、野菜スティックに合い、アレンジも楽しめる濃厚なディップが注目を集めている。水産物仲卸業の大栄魚類(新潟市江南区)が魚介類の魅力を引き出そうと、米みそと混ぜ合わせて開発した小瓶入りの「新潟ディップ」。2018年の発売以降、ギフトで受け取った人が自宅用に買い求めるなど、年々ファンが増えている。
大栄魚類は水産物を買い付け、小売業や飲食店に販売する卸売りが本業だ。さらに、JR新潟駅の...
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