県庁
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 新潟県は3月31日、行政サービスを受ける人が県職員に理不尽な要求をする「カスタマーハラスメント(カスハラ)」に対応するため、カスハラの判断基準や基本的な対処法を示した対策要綱と、対応マニュアルを初めて策定したと発表した。職員の精神的な不安を軽減し、円滑な業務の執行を目指す。

 県が昨年5〜6月に県職員に実施したハラスメントに関するアンケートで、過去1年間にハラスメントを受けたと感じたことがある職員が全体の1割程度に上ったことなどから、対応を検討してきた。

 対策要綱では、カスハラの定義に関し「クレーム・言動のうち、要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、職員の勤務環境が害...

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