
製造業での生成AIの活用方法などを解説する新潟日報生成AI研究所の石山洸所長=10日、聖籠町
新潟日報生成AI研究所(新潟市中央区)の石山洸所長が、鉄骨製造・施工の藤木鉄工(聖籠町)で製造業でのAI(人工知能)活用をテーマに講演した。藤木鉄工は生成AIを活用した生産のスマート化を目指しており、参加した社員らは導入に向けた課題について質問を重ね、理解を深めた。
石山氏は新潟市東区出身で、AI開発のエクサウィザーズ(東京)の創業者。昨年11月設立の同研究所所長に就任した。研究所では、新潟日報の記事と連携した法人向け生成AI「新潟日報生成AI」サービスを提供している。
10日に藤木鉄工東港工場で行われた講演には、同社スマート工場化推進チームのメンバーら約20人が参加した。石山所長はAI搭載ロボットによる、サラダ盛り付けなどを動画で紹介した。
石山所長は従来のロボットと異なる、AI学習による応用幅の広さを説明。「ミシュラン二つ星のシェフと似た盛り付けが可能になる。AIを使えば劇的にビジネスは変わる」と訴えた。
藤木鉄工の社員らは「(溶接装置の)開発を独自に行うためには」などと熱心に質問。石山所長は「ロボットを仕入れ、AI制御を作ることは比較的簡単だ」と応じた。
小林輝昭社長は...
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