おやつのもくべを営む近藤有花さん。こだわりの菓子を豊富にそろえる=刈羽村下高町
おやつのもくべを営む近藤有花さん。こだわりの菓子を豊富にそろえる=刈羽村下高町

 刈羽村下高町の菓子店「おやつのもくべ」が人気を集めている。店を営むのは、村で生まれ育った近藤有花さん(32)。菓子作りや菓子店巡りが趣味で、「気軽にお菓子を買いに行ける店が地元にもほしい」という思いが高じ、1月にもくべをオープンした。甘い香りがふわっと広がる店内にはこだわりの品々が並び、村内外から多くの人が訪れている。

 店内には、ロールケーキやクッキー、カヌレなど、さまざまな洋菓子が並ぶ。「自分が『どれにしようかな』と迷いながら選ぶのが好き。目移りするくらいが楽しい」と、店を1人で切り盛りしながら常時15品ほどをそろえる。

 一押しはこだわり抜いた材料を使ったクッキーで、中でも素材の味が引き立つ「バターサブレ」(150円)が好評だ。香り高い発酵バターと北海道産の小麦粉を使用しており、ほろっとくだける軽い食感で、バターの風味が口いっぱいに広がる。

 「味噌チーズクッキー」(200円)も、みそとチーズのまろやかさと香ばしさがくせになると評判を呼んでいる。

人気商品のバターサブレ(左)と味噌チーズクッキー

 近藤さんは...

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