丸山寛区長(中央)らと福島潟の魅力について語る大熊孝さん(左)=新潟市北区役所
丸山寛区長(中央)らと福島潟の魅力について語る大熊孝さん(左)=新潟市北区役所

 新潟市北区の水の駅「ビュー福島潟」の名誉館長に新潟大学名誉教授の大熊孝さん(82)が再任された。新潟市は「ラムサール条約湿地自治体」に認証されている。大熊さんは一層の情報発信に努め「福島潟の歴史や治水の特徴をより深く知ってもらいたい」と話している。

 任命式は北区役所で4月中旬にあり、丸山寛区長から大熊さんに委任状が手渡された。任命は5回目。

 大熊さんは、ラムサール条約の柱の一つ「ワイズユース(湿地の賢明な利用)」について説明。人間が手を加えない方が自然保護につながるとの見方もある一方で、「人が関わることで、自然が保護されてきたという湿地都市の考えが浸透してきた」と歓迎する。

 新潟市内では20...

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