美術と家の関係考える
新潟絵屋と砂丘館、それぞれのオープン25年と20年を記念して、砂丘館を会場に開催する本展が光を当てるのは、文字通り「絵のある空間としての家」=「え・いえ」である。
新潟絵屋は2000年6月にオープンした新潟市の画廊で、デザイナー、美術評論家、写真家、建築家、家具職人、大工、俳人などの「美術を見る」のが好きな人間が共同で運営している。
この新潟絵屋が指定管理者の一員として自主事業を担当する砂丘館は、昭和初期の近代和風住宅を活用した新潟市の芸術文化施設として20年前の7月にオープンした。...
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