大作と小品 際立つ作風
第33回光風会新潟展が6月13日から19日まで県民会館ギャラリーで開催される。光風会は穏健な写実的作風を主流とする日展の有力な支持団体である。
この展覧会では光風会新潟会の会員36名の本展出品作を中心とする大作に加え、初めて20号から30号の小品も併せて展覧する。作品は全て具象作品で、それぞれの作風が楽しめ、モチーフを見て感じた思い、心象をどう表現しているのかも見どころである。また小品には発表した大作とは違った、作家の好みのモチーフの作品が出品され、作家の別の特徴や作風を発見する機会ともなるだろう。
新潟光風会会長の堀研一の「カタチ、それぞれ」は、自ら制作した廃屋のモチーフに鞄や瓶、秤(はか...
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