
県内地場証券主要2社の2025年3月期決算が出そろった。第四北越フィナンシャルグループ(FG)傘下の第四北越証券(長岡市)は減収ながらも最終増益を確保。岡三にいがた証券(同)は増収減益だった。昨年8月に日経平均株価が急落して以降、米大統領選などもあって投資家が取引に慎重となり、両社とも株式の委託手数料は減少した。
第四北越証券は、売上高に当たる営業収益が前期比3・5%減の48億5700万円。税制優遇措置を拡充した新しい少額投資非課税制度(NISA)などの影響で信託報酬が増えた一方、8月以降に顧客の投資スタンスが慎重になり、株式などの手数料収入は減少した。純利益は、旧本店の移転に伴う特別損失が...
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