
柏崎市で空き家問題が深刻化している。空き家の数は7年で2倍以上になり、空き家率が4割近くに上る地域・地区も出ている。市は管理が行き届かない空き家の所有者に対し、罰則を強化する方針だ。民間と連携し、家の管理や活用について気軽に相談できる窓口も設置。新たな空き家を生まない取り組みにも力を入れている。
市は2016年度と23年度に、空き家の実態を調査した。空き家の数は1233件から2505件に増えた。空き家率も4・12%から8・34%に倍増。特に郊外で増加幅が大きく、野田地区では6・32%から39・8%に、高柳地域では8・47%から29・78%に増えた=表参照=。
柏崎市は、このまま放置が続くと倒...
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