
JA県厚生連の本部が入るビル=新潟市中央区
県内で病院事業を展開するJA県厚生連(新潟市中央区)は19日、2024年度決算の純損益が30億2200万円の赤字になったと正式に発表した。赤字幅は23年度に比べ約6億円改善したが、少子高齢化や物価高騰の影響は続き、経営健全化は依然として厳しいとしている。
県厚生連は県内の11病院を運営する。25年度は県や病院が立地する9市から緊急的な財政支援を取り付けているものの、26年度以降の支援のめどは立っていない。県厚生連は引き続き経営改善に取り組むとともに、各病院の在り方や支援内容について立地自治体と協議を進める方針だ。
県厚生連の塚田芳久代表理事理事長は「経営改革方針に基づく各種対策を講じ、当初の...
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