新潟県庁
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 主食用米の高騰に伴い、県内の酒造業界で酒米の確保が難しくなるとの懸念が出ていることについて、花角英世知事は19日、県議会6月定例会本会議代表質問で「酒米の安定確保や、県内での持続可能な酒造りを後押しするため、酒米農家と酒蔵を支える施策を検討していく」と述べた。

 酒米は栽培が難しいことなどから従来主食用米より高値で取引されていたが、米価高騰により一部の品種で価格が逆転。今後、酒米価格が上昇したり、酒米生産者が主食用米に転換したりして、原料調達が困難になるとの不安が酒造業界に広がっている。

 花角知事は「主食用米の価格の高止まりが今後も継続すれば、生産意欲が一層高まる」とし、「2026年産以降の酒...

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