
新潟良寛研究会の50周年記念誌を紹介する立花純子会長=新潟市中央区
出雲崎町出身で、歌人や書家としても知られる僧侶の良寛について学ぶ「新潟良寛研究会」(新潟市秋葉区)が、創設50周年を迎え、記念誌を発行して節目を祝った。会員の高齢化も進むが、立花純子会長(63)=同区=は「良寛さま一筋で地道に学んできたことを誇りに、次の世代にも志をつなぎたい」と語る。
研究会は1975年、新潟市が開いた良寛に関する講座の受講者有志により発足。現在は新潟市を中心に県内外の60〜80代、35人で活動する。毎月開く講座では全国良寛会会長の小島正芳さん=新潟市西区=が講師を務め、良寛の生い立ちや作品を学ぶほか、年1回良寛ゆかりの地を巡る研修旅行も行う。
5月に新潟市中央区で開かれた...
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