多様な素材と技法駆使
現代工芸新潟会は1962年に発足し、今年で展覧会の開催が61回目になる。毎年新潟で開催される本展覧会は、会員の作品展と公募の作品によって構成され、個々の作品の向上を図ることを目的としている。
また出品される会員たちの作品は、東京で開催された日本現代工芸美術展での入選作品を中心に、さまざまな傾向の作品も併せて展示される。
東京で開催された「第63回日本現代工芸美術展」では、本年も公募部門に出品した新潟会の会員全員が入選を果たしている。中でも中堅世代の人たちが育ち、会の中心となって活躍するようになってきた。
日頃の積み重ねた努力が結果となって表れてきたことによって、制作への励みになってきているの...
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