
新潟市民病院
新潟市民病院は25日、新潟市議会の市民厚生常任委員会で、未収となっていた診療費計590万6405円について、市債権管理条例に基づいて債権放棄したと明らかにした。
債権放棄したのは、2012年1月〜20年3月に調定した149件、56人分の診療費。病院側は電話や文書による催告や、訪問しての依頼を行ってきたが、時効を迎え回収の見込みがないと判断した。債権放棄は3月31日付。
市民病院医事課によると、債務者が病院を利用した目的は外来での抗がん剤投与や入院など。本人が死亡し家族が相続放棄したケースや自己破産したケースなどがあるという。56人のうち、18人は無保険だった。
3月末時点での未収金が489人...
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