小さな命、自然への賛歌
小さいながら好企画で目が離せない「弥彦の丘美術館」が、今度は親子が一緒に楽しめる長岡市在住の絵本作家「松岡達英展」を開催する。
松岡さんは、1944年長岡市生まれ(私と同年)で、イラストレーターとしていったん県外で絵本作家活動などしておられたが、2000年に旧川口町にアトリエを建て故郷に戻って来られた。
絵本の挿絵のほかボタニカルアートのような細密画にも興味を持っていた私は、早速アトリエを訪ねた。この初対面で、私は松岡さんが昆虫少年だった頃のままの気持ちでおられること、川口に帰って来られたのも少年の頃の自然観察フィールドに戻りたかったのだと思った。何よりも少年の心のままでおられることにうらや...
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