柾谷小路に面した本店。店の前にはかき氷と書かれたのぼり旗が立っている=7月3日、新潟市中央区

 新潟市中央区・古町エリアの老舗菓子店「丸屋本店」直営の「甘味菓房 丸屋茶寮」が、「古くて新しい」をコンセプトにかき氷のメニューを一新しました♪ 目指したのは「菓子店ならではのかき氷」。どんなメニューが登場したのか?早速、お店にお邪魔しました!

◆「ジャリジャリ」から「ふわふわ」へ

新たに導入した機械で薄く削られる氷

 「丸屋茶寮」は新潟市中央区の柾谷小路に面した本店と、新潟伊勢丹の地下1階にあり、1年を通じてかき氷が食べられます。かき氷は、2007年に新潟伊勢丹に「丸屋茶寮」がオープンした時から提供しています。

 会長の本間彊さんが全国のかき氷を食べて回る中で、それよりもおいしいかき氷を作りたいと思ったのがリニューアルのきっかけでした。自社のかき氷を「全国ナンバーワンのレベルにしないといけない」と力を込めます。

 本間さんによると、リニューアル前のかき氷の食感は「ふわふわ」ではなく「ジャリジャリ」だったそうです。「今はふわふわの方がはやる」と感じ、氷をふわふわに削ることができる最新の機械を導入しました。

 導入したのは、サカタ製作所(長岡市)が開発した「ICE FLAKE  ADVANCE」。サカタ製作所によると、理想の食感の氷を削れるように改良に改良を重ねたといいます。

氷を薄く削って作られるふわふわのかき氷

 氷の厚さを細かく調節できるようになり、まるでかんなのよう。佐渡の海洋深層水を使った氷が薄く削られていきます。動画でご覧ください。

◆こだわりのトッピング「エスプーマ」

 今回のリニューアルではトッピングにもこだわりました。

 一番苦労したと本間さんが話すのが、6種すべてのかき氷の上にかかる白い「エスプーマ」です。...

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