
闇バイトに勧誘される流れを高校生らが体験した防犯講演会=新潟市中央区水道町1
特殊詐欺などの犯罪に加担させられる「闇バイト」の被害から高校生を守ろうと、県と県警は新潟市中央区の新潟青陵高(生徒数735人)で全校生徒が対象の防犯講演会を開いた。生徒は闇バイトの勧誘のやりとりや、脅迫手口をLINE(ライン)を使って疑似体験できるデジタルツールを通じ、その恐ろしさを改めて認識した。
3日にあった講演会では生徒代表がツールを使用し、スクリーンにやりとりが映し出された。生徒代表は「ホワイト案件」などとの誘い文句に乗って身分証明書や電話番号を送信。その後、怪しく思って辞退を伝えたが「親も友達も特定した」などと脅され、追い詰められていく展開を体験した。
県の担当者は「個人情報を送る...
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