
旅先納税でもらえる電子商品券を店舗で利用するイメージ=新潟市中央区東大通2
新潟市は、市外の人からふるさと納税を受け、市内で使える電子商品券を贈る「旅先納税」を、県内の自治体で初めて導入した。返礼品の地域産品を自宅に届ける通常のふるさと納税と異なり、寄付者に実際に地域を訪れてもらうのが特徴。関係者は「観光振興や交流人口拡大につなげたい」と期待している。
旅先納税は、滞在中や旅行前にスマートフォンなどから旅先の自治体の専用サイトにアクセスして寄付をすると、返礼品として現地の飲食店や宿泊施設で使える電子商品券がすぐに発行される仕組み。ふるさと納税の制度を活用しているため、寄付額から2000円を差し引いた金額が、翌年の住民税から控除される。2019年に始まり、現在は全国の...
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