
ゴールドステインさんの遺影の前でチェロの演奏と英語短歌の朗読が披露されたリサイタル=新発田市板山
敬和学園大学名誉教授で「英語短歌の父」と呼ばれた故サンフォード・ゴールドステインさんを顕彰する「メモリアルTANKAミュージアム」(新発田市板山)で、8月の開館を前に記念リサイタルが開かれた。チェロの演奏とともに、ゴールドステインさんが詠んだ英語短歌が朗読され、来場者は故人の功績をしのんだ。
ゴールドステインさんは米国出身で1953年に来日。新潟大学や敬和学園大などで教壇に立った。文学が専門で短歌も研究し、石川啄木や与謝野晶子、良寛らの歌を数多く翻訳。英語圏での短歌の普及に力を尽くした。
2005年に板山に移り住み、23年5月に97歳で亡くなった。その業績を発信しようと、親交の深かった涌井一...
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