
人口の社会減について、ニッセイ基礎研究所の天野馨南子氏が解説したフォーラム=新潟市中央区
人口の社会減と若者や女性の定着を考えるフォーラムが新潟市中央区で開かれた。ニッセイ基礎研究所の人口動態シニアリサーチャー、天野馨南子(かなこ)氏が講演し、就職する年代の流出が顕著な本県について、対処の鍵は企業にあると指摘。「若者のライフデザインに寄り添えない企業に人材確保の未来はない」と強調した。
東北活性化研究センター(仙台市)が主催し25日に開催。オンラインも含めて県内外から自治体などの関係者約160人が参加した。
基調講演で天野氏はデータを示しながら、本県の少子化の原因を未婚者割合の増加と指摘。社会減は女性で多く、20代前半の専門学校卒や4年制大卒の就職期に集中しているとし「就職人口の...
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