記録的な不漁となった2024年度の県内の寒ブリについて、南下する魚群が避ける大陸からの「冷水域」の張り出しが例年より強く、ブリが佐渡海峡を通過したため、主な漁獲地の佐渡島の両津湾に入らなかったとみられることが2日分かった。分析した県水産海洋研究所の担当者は「佐渡の北を通ったこれまでの不漁とは違い、過去に例がない」としている。

 寒ブリの主な漁期は...

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